Switchcraft AAA3MPBZ
Switchcraft AAA3MPBZは、SwitchcraftのAAA Seriesに属する3極XLRケーブルマウントコネクターである。オス型、銀めっき接点、樹脂製ハンドル、黒仕上げを採用する。SwitchcraftではQ-G製品ラインの一機種として扱われている。[1]
一般的な3極XLRケーブルの端末に用いる構造で、端子ははんだカップ式、ケーブル保持にはチャック式ストレインリリーフを採用する。[1]
主な仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| シリーズ | AAA Series / Q-G |
| 接点数 | 3 |
| 性別 | オス |
| 取付方式 | ケーブルマウント |
| 端末方式 | はんだカップ |
| 接点材質 | 銅合金 |
| 接点めっき | 銀 |
| 接点サイズ(メーカー表記) | 14 AWG |
| ハンドル材質 | 熱可塑性樹脂 |
| 外装色・仕上げ | 黒 |
| ケーブル保持 | チャック式ストレインリリーフ |
| 推奨ケーブル外径 | 0.100–0.220 in(約2.5–5.6 mm) |
| 接触抵抗 | 0.05 Ω |
| 耐電圧 | 1000 V |
| 絶縁抵抗 | 1000 MΩ |
| 定格電流 | 15 A |
| 操作力 | 7 lb |
| ロック方式 | ボタンラッチ |
| 適合 | RoHS / REACH |
電気仕様、材質、取付方式はSwitchcraftの製品ページによる。推奨ケーブル外径はAAA Seriesのメーカー図面による。[1][2]
構造
AAA3MPBZは、ピン接点を備えたコネクター部、ハンドル、ケーブルクランプ、ストレインリリーフから構成される。
型番中のPは樹脂製ハンドルを示す。ハンドルは熱可塑性樹脂製で、コネクター先端側のハウジングには亜鉛合金を使用する。シリーズ図面ではハウジングに亜鉛合金、ハンドルに熱可塑性樹脂が指定されている。
コネクターハウジング、樹脂製ハンドル、インサート、ストレインリリーフを黒色で統一した仕様である。[2]
接点には銅合金を使用し、表面は銀めっきである。銀めっきは高い導電性を持つ接点表面処理の一つで、実際の接続性能には接点形状、接触圧、表面状態、嵌合条件なども関係する。
型番構成
SwitchcraftのAAA Series図面では、型番中の記号によって接点数、性別、ハンドル、仕上げ、接点めっきなどを指定する。[2]
AAA3MPBZでは、
AAA— AAA Series3— 3極M— オスP— 樹脂製ハンドルB— 黒仕上げ- 接点めっき指定なし — 銀めっき
という構成になる。
AAA Seriesには金めっき接点を示すAU、太いケーブル向けストレインリリーフを示すLなどの派生指定もある。標準ストレインリリーフの推奨ケーブル外径は0.100–0.220 in(2.5–5.6 mm)、L仕様は0.220–0.285 in(5.6–7.2 mm)である。[2]
ケーブル製作
端子ははんだカップ式であり、3芯の信号線または2芯+シールドなど、用途に応じた導体をはんだ付けして使用する。
3極XLRはバランス接続のアナログ音声、AES3デジタル音声、その他の制御・電源用途などに利用される。AAA3MPBZ自体はコネクターの機械・電気インターフェースを提供し、実際の信号割り当ては接続する機器や規格によって決まる。
チャック式ストレインリリーフは、ケーブル外被を周方向から保持して端子部への引張荷重を低減する。メーカー図面では標準仕様に2.5–5.6 mmのケーブル外径範囲が示されているため、ケーブル選定時には完成外径を確認する。[2]
AAA Seriesにおける位置づけ
AAA SeriesはSwitchcraftのA、AA、AAA SeriesからなるXLRケーブルマウント製品群の一つである。Switchcraftは同製品群について、ストレート、ライトアングル、ロープロファイル、オス/メス、複数の仕上げを展開している。[3]
AAA3MPBZと性別のみを反転した対応モデルはAAA3FPBZである。
同じオス・樹脂製ハンドル・銀めっき接点でニッケル仕上げとなるモデルはAAA3MPZである。
同じオス・黒仕上げ・銀めっき接点で金属ハンドルを用いるモデルがAAA3MBZである。
オーディオ用途
3極XLRはマイクレベル、ラインレベル、AES3など、プロオーディオで広く利用されるコネクター形式である。
ケーブルアセンブリでは、コネクターの定格だけでなく、使用するケーブルの導体構成、シールド構造、外径、柔軟性、想定する信号規格を合わせて設計する。AAA Seriesの標準ストレインリリーフは比較的小径のケーブルを対象としており、細径マイクケーブル、パッチ用途、機器間配線などで選択肢となる。