Switchcraft AAA3FPBZ: Difference between revisions

From daw.wiki
Jump to navigation Jump to search
DawWriter (talk | contribs)
Switchcraft AAA3FPBZの構造、仕様、型番構成、ケーブル製作上の要点を解説
 
Marked this version for translation
 
Line 2: Line 2:


<translate>
<translate>
<!--T:1-->
'''Switchcraft AAA3FPBZ'''は、[[<tvar name=1>Special:MyLanguage/Switchcraft</tvar>|Switchcraft]]のAAA Seriesに属する3極[[<tvar name=2>Special:MyLanguage/XLR</tvar>|XLR]]ケーブルマウントコネクターである。メス型、銀めっき接点、樹脂製ハンドル、黒仕上げを採用する。SwitchcraftではQ-G製品ラインの一機種として扱われている。<ref name="product">[https://www.switchcraft.com/aaa-series-3-pin-xlr-female-cable-mount-silver-pins-black-plastic/aaa3fpbz/ Switchcraft, ''AAA3FPBZ'']</ref>
'''Switchcraft AAA3FPBZ'''は、[[<tvar name=1>Special:MyLanguage/Switchcraft</tvar>|Switchcraft]]のAAA Seriesに属する3極[[<tvar name=2>Special:MyLanguage/XLR</tvar>|XLR]]ケーブルマウントコネクターである。メス型、銀めっき接点、樹脂製ハンドル、黒仕上げを採用する。SwitchcraftではQ-G製品ラインの一機種として扱われている。<ref name="product">[https://www.switchcraft.com/aaa-series-3-pin-xlr-female-cable-mount-silver-pins-black-plastic/aaa3fpbz/ Switchcraft, ''AAA3FPBZ'']</ref>


<!--T:2-->
一般的な3極XLRケーブルの端末に用いる構造で、端子ははんだカップ式、ケーブル保持にはチャック式ストレインリリーフを採用する。<ref name="product" />
一般的な3極XLRケーブルの端末に用いる構造で、端子ははんだカップ式、ケーブル保持にはチャック式ストレインリリーフを採用する。<ref name="product" />


<!--T:3-->
== 主な仕様 ==
== 主な仕様 ==
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
Line 46: Line 49:
| ロック方式 || ボタンラッチ
| ロック方式 || ボタンラッチ


<!--T:4-->
|-
|-
| 適合 || RoHS / REACH
| 適合 || RoHS / REACH
|}
|}


<!--T:5-->
電気仕様、材質、取付方式はSwitchcraftの製品ページによる。推奨ケーブル外径はAAA Seriesのメーカー図面による。<ref name="product" /><ref name="drawing">[https://www.switchcraft.com/assets/1/24/AAA_FZ_SERIES_CD.pdf Switchcraft, ''AAA Female XLR Connector, RoHS'']</ref>
電気仕様、材質、取付方式はSwitchcraftの製品ページによる。推奨ケーブル外径はAAA Seriesのメーカー図面による。<ref name="product" /><ref name="drawing">[https://www.switchcraft.com/assets/1/24/AAA_FZ_SERIES_CD.pdf Switchcraft, ''AAA Female XLR Connector, RoHS'']</ref>


<!--T:6-->
== 構造 ==
== 構造 ==
AAA3FPBZは、ソケット接点を備えたコネクター部、ハンドル、ケーブルクランプ、ストレインリリーフから構成される。
AAA3FPBZは、ソケット接点を備えたコネクター部、ハンドル、ケーブルクランプ、ストレインリリーフから構成される。


<!--T:7-->
型番中の<code>P</code>は樹脂製ハンドルを示す。ハンドルは熱可塑性樹脂製で、コネクター先端側のハウジングには亜鉛合金を使用する。シリーズ図面ではハウジングに亜鉛合金、ハンドルに熱可塑性樹脂が指定されている。
型番中の<code>P</code>は樹脂製ハンドルを示す。ハンドルは熱可塑性樹脂製で、コネクター先端側のハウジングには亜鉛合金を使用する。シリーズ図面ではハウジングに亜鉛合金、ハンドルに熱可塑性樹脂が指定されている。


<!--T:8-->
コネクターハウジング、樹脂製ハンドル、インサート、ストレインリリーフを黒色で統一した仕様である。<ref name="drawing" />
コネクターハウジング、樹脂製ハンドル、インサート、ストレインリリーフを黒色で統一した仕様である。<ref name="drawing" />


<!--T:9-->
接点には銅合金を使用し、表面は銀めっきである。[[<tvar name=3>Special:MyLanguage/銀めっき(コネクター)</tvar>|銀めっき]]は高い導電性を持つ接点表面処理の一つで、実際の接続性能には接点形状、接触圧、表面状態、嵌合条件なども関係する。
接点には銅合金を使用し、表面は銀めっきである。[[<tvar name=3>Special:MyLanguage/銀めっき(コネクター)</tvar>|銀めっき]]は高い導電性を持つ接点表面処理の一つで、実際の接続性能には接点形状、接触圧、表面状態、嵌合条件なども関係する。


<!--T:10-->
== 型番構成 ==
== 型番構成 ==
SwitchcraftのAAA Series図面では、型番中の記号によって接点数、性別、ハンドル、仕上げ、接点めっきなどを指定する。<ref name="drawing" />
SwitchcraftのAAA Series図面では、型番中の記号によって接点数、性別、ハンドル、仕上げ、接点めっきなどを指定する。<ref name="drawing" />


<!--T:11-->
AAA3FPBZでは、
AAA3FPBZでは、


<!--T:12-->
* <code>AAA</code> — AAA Series
* <code>AAA</code> — AAA Series
* <code>3</code> — 3極
* <code>3</code> — 3極
Line 73: Line 85:
* 接点めっき指定なし — 銀めっき
* 接点めっき指定なし — 銀めっき


<!--T:13-->
という構成になる。
という構成になる。


<!--T:14-->
AAA Seriesには金めっき接点を示す<code>AU</code>、太いケーブル向けストレインリリーフを示す<code>L</code>などの派生指定もある。標準ストレインリリーフの推奨ケーブル外径は0.100–0.220 in(2.5–5.6 mm)、<code>L</code>仕様は0.220–0.285 in(5.6–7.2 mm)である。<ref name="drawing" />
AAA Seriesには金めっき接点を示す<code>AU</code>、太いケーブル向けストレインリリーフを示す<code>L</code>などの派生指定もある。標準ストレインリリーフの推奨ケーブル外径は0.100–0.220 in(2.5–5.6 mm)、<code>L</code>仕様は0.220–0.285 in(5.6–7.2 mm)である。<ref name="drawing" />


<!--T:15-->
== ケーブル製作 ==
== ケーブル製作 ==
端子ははんだカップ式であり、3芯の信号線または2芯+シールドなど、用途に応じた導体をはんだ付けして使用する。
端子ははんだカップ式であり、3芯の信号線または2芯+シールドなど、用途に応じた導体をはんだ付けして使用する。


<!--T:16-->
3極XLRは[[<tvar name=4>Special:MyLanguage/Balanced audio</tvar>|バランス接続]]のアナログ音声、[[<tvar name=5>Special:MyLanguage/AES3</tvar>|AES3]]デジタル音声、その他の制御・電源用途などに利用される。AAA3FPBZ自体はコネクターの機械・電気インターフェースを提供し、実際の信号割り当ては接続する機器や規格によって決まる。
3極XLRは[[<tvar name=4>Special:MyLanguage/Balanced audio</tvar>|バランス接続]]のアナログ音声、[[<tvar name=5>Special:MyLanguage/AES3</tvar>|AES3]]デジタル音声、その他の制御・電源用途などに利用される。AAA3FPBZ自体はコネクターの機械・電気インターフェースを提供し、実際の信号割り当ては接続する機器や規格によって決まる。


<!--T:17-->
チャック式ストレインリリーフは、ケーブル外被を周方向から保持して端子部への引張荷重を低減する。メーカー図面では標準仕様に2.5–5.6 mmのケーブル外径範囲が示されているため、ケーブル選定時には完成外径を確認する。<ref name="drawing" />
チャック式ストレインリリーフは、ケーブル外被を周方向から保持して端子部への引張荷重を低減する。メーカー図面では標準仕様に2.5–5.6 mmのケーブル外径範囲が示されているため、ケーブル選定時には完成外径を確認する。<ref name="drawing" />


<!--T:18-->
== AAA Seriesにおける位置づけ ==
== AAA Seriesにおける位置づけ ==
AAA SeriesはSwitchcraftのA、AA、AAA SeriesからなるXLRケーブルマウント製品群の一つである。Switchcraftは同製品群について、ストレート、ライトアングル、ロープロファイル、オス/メス、複数の仕上げを展開している。<ref name="family">[https://www.switchcraft.com/xlr-cable-mount-connectors/ Switchcraft, ''XLR Cable Mount Connectors'']</ref>
AAA SeriesはSwitchcraftのA、AA、AAA SeriesからなるXLRケーブルマウント製品群の一つである。Switchcraftは同製品群について、ストレート、ライトアングル、ロープロファイル、オス/メス、複数の仕上げを展開している。<ref name="family">[https://www.switchcraft.com/xlr-cable-mount-connectors/ Switchcraft, ''XLR Cable Mount Connectors'']</ref>


<!--T:19-->
AAA3FPBZと性別のみを反転した対応モデルは[[<tvar name=6>Special:MyLanguage/Switchcraft AAA3MPBZ</tvar>|AAA3MPBZ]]である。
AAA3FPBZと性別のみを反転した対応モデルは[[<tvar name=6>Special:MyLanguage/Switchcraft AAA3MPBZ</tvar>|AAA3MPBZ]]である。


<!--T:20-->
同じメス・樹脂製ハンドル・銀めっき接点でニッケル仕上げとなるモデルは[[<tvar name=7>Special:MyLanguage/Switchcraft AAA3FPZ</tvar>|AAA3FPZ]]である。
同じメス・樹脂製ハンドル・銀めっき接点でニッケル仕上げとなるモデルは[[<tvar name=7>Special:MyLanguage/Switchcraft AAA3FPZ</tvar>|AAA3FPZ]]である。


<!--T:21-->
同じメス・黒仕上げ・銀めっき接点で金属ハンドルを用いるモデルが[[<tvar name=8>Special:MyLanguage/Switchcraft AAA3FBZ</tvar>|AAA3FBZ]]である。
同じメス・黒仕上げ・銀めっき接点で金属ハンドルを用いるモデルが[[<tvar name=8>Special:MyLanguage/Switchcraft AAA3FBZ</tvar>|AAA3FBZ]]である。


<!--T:22-->
== オーディオ用途 ==
== オーディオ用途 ==
3極XLRはマイクレベル、ラインレベル、AES3など、プロオーディオで広く利用されるコネクター形式である。
3極XLRはマイクレベル、ラインレベル、AES3など、プロオーディオで広く利用されるコネクター形式である。


<!--T:23-->
ケーブルアセンブリでは、コネクターの定格だけでなく、使用するケーブルの導体構成、シールド構造、外径、柔軟性、想定する信号規格を合わせて設計する。AAA Seriesの標準ストレインリリーフは比較的小径のケーブルを対象としており、細径マイクケーブル、パッチ用途、機器間配線などで選択肢となる。
ケーブルアセンブリでは、コネクターの定格だけでなく、使用するケーブルの導体構成、シールド構造、外径、柔軟性、想定する信号規格を合わせて設計する。AAA Seriesの標準ストレインリリーフは比較的小径のケーブルを対象としており、細径マイクケーブル、パッチ用途、機器間配線などで選択肢となる。


<!--T:24-->
== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[<tvar name=9>Special:MyLanguage/Switchcraft</tvar>|Switchcraft]]
* [[<tvar name=9>Special:MyLanguage/Switchcraft</tvar>|Switchcraft]]
Line 110: Line 134:
* [[<tvar name=18>Special:MyLanguage/Balanced audio</tvar>|バランス接続]]
* [[<tvar name=18>Special:MyLanguage/Balanced audio</tvar>|バランス接続]]


<!--T:25-->
== 参考資料 ==
== 参考資料 ==
<references />
<references />
</translate>
</translate>

Latest revision as of 00:12, 15 October 2026

Switchcraft AAA3FPBZは、SwitchcraftのAAA Seriesに属する3極XLRケーブルマウントコネクターである。メス型、銀めっき接点、樹脂製ハンドル、黒仕上げを採用する。SwitchcraftではQ-G製品ラインの一機種として扱われている。[1]

一般的な3極XLRケーブルの端末に用いる構造で、端子ははんだカップ式、ケーブル保持にはチャック式ストレインリリーフを採用する。[1]

主な仕様

項目 仕様
シリーズ AAA Series / Q-G
接点数 3
性別 メス
取付方式 ケーブルマウント
端末方式 はんだカップ
接点材質 銅合金
接点めっき 銀
接点サイズ(メーカー表記) 14 AWG
ハンドル材質 熱可塑性樹脂
外装色・仕上げ 黒
ケーブル保持 チャック式ストレインリリーフ
推奨ケーブル外径 0.100–0.220 in(約2.5–5.6 mm)
接触抵抗 0.05 Ω
耐電圧 1000 V
絶縁抵抗 1000 MΩ
定格電流 15 A
操作力 7 lb
ロック方式 ボタンラッチ
適合 RoHS / REACH

電気仕様、材質、取付方式はSwitchcraftの製品ページによる。推奨ケーブル外径はAAA Seriesのメーカー図面による。[1][2]

構造

AAA3FPBZは、ソケット接点を備えたコネクター部、ハンドル、ケーブルクランプ、ストレインリリーフから構成される。

型番中のPは樹脂製ハンドルを示す。ハンドルは熱可塑性樹脂製で、コネクター先端側のハウジングには亜鉛合金を使用する。シリーズ図面ではハウジングに亜鉛合金、ハンドルに熱可塑性樹脂が指定されている。

コネクターハウジング、樹脂製ハンドル、インサート、ストレインリリーフを黒色で統一した仕様である。[2]

接点には銅合金を使用し、表面は銀めっきである。銀めっきは高い導電性を持つ接点表面処理の一つで、実際の接続性能には接点形状、接触圧、表面状態、嵌合条件なども関係する。

型番構成

SwitchcraftのAAA Series図面では、型番中の記号によって接点数、性別、ハンドル、仕上げ、接点めっきなどを指定する。[2]

AAA3FPBZでは、

  • AAA — AAA Series
  • 3 — 3極
  • F — メス
  • P — 樹脂製ハンドル
  • B — 黒仕上げ
  • 接点めっき指定なし — 銀めっき

という構成になる。

AAA Seriesには金めっき接点を示すAU、太いケーブル向けストレインリリーフを示すLなどの派生指定もある。標準ストレインリリーフの推奨ケーブル外径は0.100–0.220 in(2.5–5.6 mm)、L仕様は0.220–0.285 in(5.6–7.2 mm)である。[2]

ケーブル製作

端子ははんだカップ式であり、3芯の信号線または2芯+シールドなど、用途に応じた導体をはんだ付けして使用する。

3極XLRはバランス接続のアナログ音声、AES3デジタル音声、その他の制御・電源用途などに利用される。AAA3FPBZ自体はコネクターの機械・電気インターフェースを提供し、実際の信号割り当ては接続する機器や規格によって決まる。

チャック式ストレインリリーフは、ケーブル外被を周方向から保持して端子部への引張荷重を低減する。メーカー図面では標準仕様に2.5–5.6 mmのケーブル外径範囲が示されているため、ケーブル選定時には完成外径を確認する。[2]

AAA Seriesにおける位置づけ

AAA SeriesはSwitchcraftのA、AA、AAA SeriesからなるXLRケーブルマウント製品群の一つである。Switchcraftは同製品群について、ストレート、ライトアングル、ロープロファイル、オス/メス、複数の仕上げを展開している。[3]

AAA3FPBZと性別のみを反転した対応モデルはAAA3MPBZである。

同じメス・樹脂製ハンドル・銀めっき接点でニッケル仕上げとなるモデルはAAA3FPZである。

同じメス・黒仕上げ・銀めっき接点で金属ハンドルを用いるモデルがAAA3FBZである。

オーディオ用途

3極XLRはマイクレベル、ラインレベル、AES3など、プロオーディオで広く利用されるコネクター形式である。

ケーブルアセンブリでは、コネクターの定格だけでなく、使用するケーブルの導体構成、シールド構造、外径、柔軟性、想定する信号規格を合わせて設計する。AAA Seriesの標準ストレインリリーフは比較的小径のケーブルを対象としており、細径マイクケーブル、パッチ用途、機器間配線などで選択肢となる。

関連項目

参考資料