Switchcraft 226: Difference between revisions
Switchcraft 226の右角構造、仕様、用途、歴史を詳説 |
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'''Switchcraft 226'''は、米国イリノイ州シカゴに本社を置く[[<tvar name=1>Special:MyLanguage/Switchcraft</tvar>|Switchcraft(スイッチクラフト)]]の2極1/4インチ(6.35 | '''Switchcraft 226'''は、米国イリノイ州シカゴに本社を置く[[<tvar name=1>Special:MyLanguage/Switchcraft</tvar>|Switchcraft(スイッチクラフト)]]の2極1/4インチ(6.35 mm)[[ライトアングル]]、つまりL字型の[[<tvar name=2>Special:MyLanguage/フォーンプラグ</tvar>|フォーンプラグ]]である。[[<tvar name=3>Special:MyLanguage/TS</tvar>|TS]]構成で、はんだ端子と金属シールドハンドルを持ち、ストレート型の[[<tvar name=4>Special:MyLanguage/Switchcraft 280</tvar>|Switchcraft 280]]に対する代表的なL型製品として用いられる。 | ||
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* 2導体、1/4インチ(6.35 mm) | * 2導体、1/4インチ(6.35 mm) | ||
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* はんだ端子 | * はんだ端子 | ||
* 金属外装 | * 金属外装 | ||
Revision as of 04:21, 26 September 2026
Switchcraft 226は、米国イリノイ州シカゴに本社を置くSwitchcraft(スイッチクラフト)の2極1/4インチ(6.35 mm)ライトアングル、つまりL字型のフォーンプラグである。TS構成で、はんだ端子と金属シールドハンドルを持ち、ストレート型のSwitchcraft 280に対する代表的なL型製品として用いられる。
構造と仕様
SwitchcraftのEngineering Design Guideでは226を「2-conductor 1/4" right-angle commercial plug」として記載している。同系列の右角型プラグは、handle、insulator、finger/housing assemblyを中心とする少数部品構成で、組立性と機械的耐久性を重視している。
主な仕様は次の通りである。
- 2導体、1/4インチ(6.35 mm)
- ライトアングル(L字型)・ケーブル取付型
- はんだ端子
- 金属外装
- ニッケルめっき銅合金を主要導体・外装に使用
- tip terminalはすずめっき銅合金
- sleeve側クランプ端子はすずめっき鋼
- 熱可塑性絶縁体
- ケーブルは最大約0.25インチ(6.35 mm)径を想定
- 最大16 AWG程度の導体を受ける大型端子
- 耐電圧 500 Vac
- 初期絶縁抵抗 50,000 MΩ以上
- 動作温度 -20 ℃〜+65 ℃
現行製品ページでは226をLittel Plugs系列、はんだ終端、真鍮ハンドル、ニッケル仕上げとして掲載している。
ライトアングル構造
226の目的は、ケーブルをプラグ軸の延長方向へそのまま引き出さず、およそ90度方向へ逃がすことである。
この形状には、狭い機材背面や楽器側面で必要奥行きを減らせる利点がある。またケーブルが機器から大きく直線状に突き出さないため、プラグやジャックへ横方向の大きなモーメントが加わる状況を避けやすい。
一方、ライトアングルであること自体が常に機械的に有利というわけではない。ケーブルの引出方向、ジャックの向き、ケーブル固定、踏まれ方などによって荷重条件は変化する。したがってストレート型とL型の選択は、使用する機材の配置に依存する。
226と228
Switchcraft 228も2導体ライトアングル型だが、両者は外装構造が異なる。
226は丸みを持つ通常の金属ハンドルを用いるのに対し、228は平たい低背のシールドハンドルを用いる。Switchcraftのカタログでは228を「flat handle」と明示して区別している。
このため、226は一般的なL型プラグとして扱いやすく、228はペダルボードや密集したジャックパネルのように、横方向の占有寸法を特に抑えたい用途で選ばれることが多い。
終端とケーブル保持
226は大きめのはんだ端子を持ち、Switchcraftは最大16 AWG程度までの配線を受けられることを特徴としている。
はんだ付け時には、tipとsleeveの端子間で導体やシールド線の素線が接触しないようにする必要がある。また、ライトアングルハウジング内部では組立後のケーブル方向が固定されるため、はんだ付け前にケーブル出口方向と導体長を決めておくことが重要である。
音楽用途
226はギター、ベース、アンプ、ペダルボードなどで長く使用されてきた。特に、ストラトキャスター型のような凹型ジャックプレートではストレートプラグの方が扱いやすい場合がある一方、側面ジャックを持つギター、エフェクター、アンプ背面などではL型が有利になることがある。
Switchcraftの日本代理店資料でも226は「L型モノラル・フォーン」として楽器用製品群に掲載されている。
業務用途
Switchcraftの設計資料は226を「commercial plug」と位置付け、OEMおよび商用フォーンプラグ利用者向けとしている。したがって用途は楽器ケーブルだけに限られない。1/4インチTS接続を使用する計測、通信、業務音響、設備機器などでも同じ電気機械的条件が成立すれば利用できる。
Switchcraft自体は現在、audio/video、telecommunication、computer、medical、military、transportation、instrumentation等の市場へ製品を供給している。ただし、226という型番について特定軍用プラットフォームへの採用を示す一次資料は、一般公開資料では確認しにくい。会社の軍用市場向け供給実績と、226個別の軍正式採用品であることは区別すべきである。
メーカーと製造
Switchcraftは1946年にシカゴで創業し、現在の本社は5555 N. Elston Ave., Chicago, Illinoisにある。1958年から同地を主要拠点とし、1977年から1997年まではRaytheon傘下、2011年以降はHEICO CorporationのElectronic Technologies Groupに属する。Switchcraftはシカゴ工場で成形、プレス、めっき、機械加工、組立を行うと説明しており、韓国・仁川にも製造拠点を持つ。ただし、同社の公開製品ページは各部品番号について個別の製造工場を明示していないため、特定型番を一律に「シカゴ製」と断定することは避けるべきである。
Switchcraftは1946年に通信産業向けのジャック、プラグ、スイッチ製造から出発した。右角型の226も、同社の古典的なcommercial phone plug系列を構成する製品であり、現代の楽器用途だけでなく、通信・業務機器向けコネクタ技術の延長上にある。