真鍮(コネクター)

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真鍮(コネクター)は、銅(Cu)と亜鉛(Zn)を主成分とする銅合金である真鍮を、コネクターのcontact、plug tip、terminal、sleeve等の部材へ使用することを扱う。

audio connectorでは、真鍮を母材として切削・成形し、その表面へニッケルや金などのめっきを施す構成が非常に一般的である。

材料

真鍮は銅と亜鉛を中心とする合金で、組成によって機械加工性、強度、導電率などを調整できる。

connector contactでは、純銅より機械的に扱いやすく、精密な形状を切削しやすい点が重要である。

Neutrikの例

Neutrik NP2XではコンタクトメタルにCuZn39Pb3(化学組成:銅Cu 約〜59%、鉛Pb、約〜3.5%、残部が亜鉛Zn) ブラス(真鍮)が指定され、その上へ2 µm ニッケルメッキが施される。[1]

NP3X-BでもコンタクトメタルはCuZn39Pb3 ブラス(真鍮)で、表面は0.2 µm 金メッキである。[2]

NC3MXX-BではCuZn39Pb3 brass contactへnickel underplateとgold hard alloyを重ねる。[3]

母材と表面処理

connectorでは母材と接触面finishが別々の役割を持つ。

真鍮母材は、

  • mechanical shape
  • machining
  • stiffness
  • bulk conduction

を担い、表面めっきは、

  • corrosion behavior
  • contact interface
  • wear
  • appearance

を調整する。

この組み合わせによってコネクターとして必要な性能を得る。

導電率

真鍮の導電率は純銅より低い。

一方、コンダクター コネクトは長いワイヤーコンダクターではなく比較的短い部材であり、設計ではcontact cross-section、contact resistance、current rating、temperature riseなどを含めて性能を決める。

professional audio connectorでは真鍮contactを使いながらmΩ級のcontact resistance specificationを持つ製品が一般的である。

切削性

フォーンプラグのチップのような一体切削部品では、精密機械加工技術が重要になる。

Neutrik PX シリーズはprecision machined one-piece contact tip(精密切削一体型コンタクトチップ)を特徴としており、ブラス(真鍮)コンタクトを使っている。[4]

接触形状、表面精度、寸法安定性はプラグ/ジャックの機械的信頼性に直接関係する。

鉛を含む快削黄銅

CuZn39Pb3(銅:亜鉛39:鉛3)のような合金指定にはPb(鉛)が含まれ、被削性を高めた快削真鍮(free-cutting brass)として使われる。

コネクターメーカーはRoHS等の規制や適用除外、材料規格を踏まえて製品を設計する。

実際の材料コンプライアンスは各製品の最新データシート / コンプライアンス文章で確認する。

phosphor bronzeとの使い分け

ジャックコンタクトのようにバネ性が重要な部品ではphosphor bronze(リン青銅)やスプリングカッパーアロイ(ばね銅合金)が使われることも多い。

一方、プラグコンタクト、マシーンドピン(切削ピンソケット)、ソルダーカップなどではブラス(真鍮)が適する場合がある。

コンダクター全体では複数の銅合金を部位ごとに使い分ける設計が一般的である。

メッキとの組み合わせ

真鍮contactには、

などを組み合わせられる。

TE Connectivityにもsilver-plated brass contactの製品例がある。[5]

音質との関係

コネクターの電気性能では、真鍮という母材名だけでなく、

が実際の信号経路(シグナルパス)を決める。

したがってオーディオコネクターの評価では材料名と実測・規定された電気特性を対応させることが有効である。

関連項目

参考資料