Cerwin-Vega CVi252: Difference between revisions

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Created page with "<languages /> <translate> '''Cerwin-Vega CVi-252'''(サーウィン・ベガ CVi-252)は、Cerwin-Vegaが展開するCVi PortableシリーズのパッシブPAスピーカーである。 2基の15インチ低域/低中域ドライバーと高域用コンプレッションドライバーを組み合わせたQuasi 3-Way構成を採用し、ライブPA、DJシステム、ホール、クラブ、屋外ステージなどで使用できる。<ref name="CVProductUS">[htt..."
 
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'''Cerwin-Vega CVi-252'''(サーウィン・ベガ CVi-252)は、Cerwin-Vegaが展開するCVi PortableシリーズのパッシブPAスピーカーである。
'''Cerwin-Vega CVi-252'''(サーウィン・ベガ CVi-252)は、Cerwin-Vegaが展開するCVi PortableシリーズのパッシブPAスピーカーである。


<!--T:2-->
2基の15インチ低域/低中域ドライバーと高域用コンプレッションドライバーを組み合わせたQuasi 3-Way構成を採用し、ライブPA、DJシステム、ホール、クラブ、屋外ステージなどで使用できる。<ref name="CVProductUS">[https://cerwinvega.com/products/cvi-252 Cerwin-Vega, ''15" Dual 2-Way Full Range Loudspeaker - CVi-252'']</ref><ref name="CVProductEU">[https://www.cerwinvega.eu/product/cvi-252/ Cerwin-Vega Europe, ''CVi-252'']</ref>
2基の15インチ低域/低中域ドライバーと高域用コンプレッションドライバーを組み合わせたQuasi 3-Way構成を採用し、ライブPA、DJシステム、ホール、クラブ、屋外ステージなどで使用できる。<ref name="CVProductUS">[https://cerwinvega.com/products/cvi-252 Cerwin-Vega, ''15" Dual 2-Way Full Range Loudspeaker - CVi-252'']</ref><ref name="CVProductEU">[https://www.cerwinvega.eu/product/cvi-252/ Cerwin-Vega Europe, ''CVi-252'']</ref>


<!--T:3-->
公称インピーダンスは4 Ω、RMS許容入力は500 W、Programは1000 W、Peakは2000 Wである。感度は99 dB SPL(1 W / 1 m)、最大音圧レベルは132 dB SPLとされる。<ref name="CVProductUS" />
公称インピーダンスは4 Ω、RMS許容入力は500 W、Programは1000 W、Peakは2000 Wである。感度は99 dB SPL(1 W / 1 m)、最大音圧レベルは132 dB SPLとされる。<ref name="CVProductUS" />


== 概要 ==
== 概要 == <!--T:4-->


<!--T:5-->
CVi-252は、Cerwin-VegaのCVi Portableシリーズに属する大型のフルレンジPAスピーカーである。
CVi-252は、Cerwin-VegaのCVi Portableシリーズに属する大型のフルレンジPAスピーカーである。


<!--T:6-->
シリーズには、
シリーズには、


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* [[Cerwin-Vega CVi-152]]
* [[Cerwin-Vega CVi-152]]
* '''Cerwin-Vega CVi-252'''
* '''Cerwin-Vega CVi-252'''
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* [[Cerwin-Vega CVi-122M]]
* [[Cerwin-Vega CVi-122M]]


<!--T:8-->
などが用意される。<ref name="CVDownloads">[https://cerwinvega.com/pages/download_manuals Cerwin-Vega, ''Product Manuals & Downloads'']</ref>
などが用意される。<ref name="CVDownloads">[https://cerwinvega.com/pages/download_manuals Cerwin-Vega, ''Product Manuals & Downloads'']</ref>


<!--T:9-->
CVi-252は、2基の15インチドライバーと高域用コンプレッションドライバーを1つのキャビネットへ収めた構成を持ち、単体で広い帯域を再生するメインPAスピーカーとして使用できる。
CVi-252は、2基の15インチドライバーと高域用コンプレッションドライバーを1つのキャビネットへ収めた構成を持ち、単体で広い帯域を再生するメインPAスピーカーとして使用できる。


<!--T:10-->
Cerwin-Vegaは本機を、ライブミュージックおよび音源再生用途のためのポータブル・フルレンジ・メインラウドスピーカーとして位置付けている。<ref name="CVProductEU" />
Cerwin-Vegaは本機を、ライブミュージックおよび音源再生用途のためのポータブル・フルレンジ・メインラウドスピーカーとして位置付けている。<ref name="CVProductEU" />


== システム構成 ==
== システム構成 == <!--T:11-->


<!--T:12-->
CVi-252のシステム構成はQuasi 3-Wayである。<ref name="CVProductEU" />
CVi-252のシステム構成はQuasi 3-Wayである。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:13-->
低域および低中域には2基の15インチ・トランスデューサーを使用する。
低域および低中域には2基の15インチ・トランスデューサーを使用する。


<!--T:14-->
高域には34 mm PETP(polyethylene terephthalate)ダイアフラムを持つコンプレッションドライバーを使用し、80° Horizontal × 50° Verticalのホーンへ接続される。<ref name="CVProductEU" />
高域には34 mm PETP(polyethylene terephthalate)ダイアフラムを持つコンプレッションドライバーを使用し、80° Horizontal × 50° Verticalのホーンへ接続される。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:15-->
概念的には、
概念的には、


<!--T:16-->
<pre>
<pre>
Input
Input
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</pre>
</pre>


<!--T:17-->
という構成となる。
という構成となる。


<!--T:18-->
Quasi 3-Way構成では2基の15インチドライバーを同一条件で全帯域動作させる構成と異なり、内部クロスオーバーによって各ドライバーの担当帯域を調整できる。
Quasi 3-Way構成では2基の15インチドライバーを同一条件で全帯域動作させる構成と異なり、内部クロスオーバーによって各ドライバーの担当帯域を調整できる。


== 低域セクション ==
== 低域セクション == <!--T:19-->


<!--T:20-->
低域セクションには2基の15インチ・キャストフレーム・トランスデューサーを搭載する。
低域セクションには2基の15インチ・キャストフレーム・トランスデューサーを搭載する。


<!--T:21-->
各ドライバーは2.5インチ・ボイスコイルを備え、低域および低中域を担当する。<ref name="CVProductEU" />
各ドライバーは2.5インチ・ボイスコイルを備え、低域および低中域を担当する。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:22-->
エンクロージャーはバスレフ型で、デュアル15インチ構成によって高い音圧と低域再生能力を確保する。
エンクロージャーはバスレフ型で、デュアル15インチ構成によって高い音圧と低域再生能力を確保する。


<!--T:23-->
ライブPAやDJシステムなど、大きな音圧を必要とする用途へ適する。
ライブPAやDJシステムなど、大きな音圧を必要とする用途へ適する。


== 高域セクション ==
== 高域セクション == <!--T:24-->


<!--T:25-->
高域には1インチ・スロートのコンプレッションドライバーを使用する。<ref name="CVProductEU" />
高域には1インチ・スロートのコンプレッションドライバーを使用する。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:26-->
ダイアフラムには34 mm PETPを採用し、80° H × 50° VのHemi-Conical Hornへ接続される。
ダイアフラムには34 mm PETPを採用し、80° H × 50° VのHemi-Conical Hornへ接続される。


<!--T:27-->
公称指向角は、
公称指向角は、


<!--T:28-->
<pre>
<pre>
Horizontal: 80°
Horizontal: 80°
Line 71: Line 95:
</pre>
</pre>


<!--T:29-->
である。
である。


<!--T:30-->
ステージや客席へ高域を効率的に放射し、軸上および軸外のレスポンスを整えることを目的とした設計となっている。
ステージや客席へ高域を効率的に放射し、軸上および軸外のレスポンスを整えることを目的とした設計となっている。


== 周波数特性 ==
== 周波数特性 == <!--T:31-->


<!--T:32-->
CVi-252の周波数特性は次の通りである。<ref name="CVProductEU" />
CVi-252の周波数特性は次の通りである。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:33-->
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
! 項目
! 項目
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|}
|}


<!--T:34-->
±3 dBの周波数特性では62 Hzから12 kHzをカバーし、-10 dBの動作範囲では39 Hzから20 kHzまで拡張される。
±3 dBの周波数特性では62 Hzから12 kHzをカバーし、-10 dBの動作範囲では39 Hzから20 kHzまで拡張される。


<!--T:35-->
より深い低域を必要とするPAシステムでは、[[Cerwin-Vega CVi-118S]]や[[Cerwin-Vega CVi-218S]]などのサブウーファーと組み合わせることができる。
より深い低域を必要とするPAシステムでは、[[Cerwin-Vega CVi-118S]]や[[Cerwin-Vega CVi-218S]]などのサブウーファーと組み合わせることができる。


== 感度と最大音圧 ==
== 感度と最大音圧 == <!--T:36-->


<!--T:37-->
CVi-252の軸上感度は、
CVi-252の軸上感度は、


<!--T:38-->
<pre>
<pre>
99 dB SPL
99 dB SPL
Line 103: Line 135:
</pre>
</pre>


<!--T:39-->
である。<ref name="CVProductUS" />
である。<ref name="CVProductUS" />


<!--T:40-->
計算上の最大出力音圧は、
計算上の最大出力音圧は、


<!--T:41-->
<pre>
<pre>
132 dB SPL @ 1 m
132 dB SPL @ 1 m
</pre>
</pre>


<!--T:42-->
とされる。<ref name="CVProductUS" />
とされる。<ref name="CVProductUS" />


<!--T:43-->
感度99 dBという値は、比較的小さな入力電力から高い音圧を得やすいことを示す。
感度99 dBという値は、比較的小さな入力電力から高い音圧を得やすいことを示す。


<!--T:44-->
実際の最大音圧はアンプ出力、プログラム信号、設置条件、スピーカー保護、周囲環境などの影響を受ける。
実際の最大音圧はアンプ出力、プログラム信号、設置条件、スピーカー保護、周囲環境などの影響を受ける。


== 許容入力 ==
== 許容入力 == <!--T:45-->


<!--T:46-->
CVi-252の許容入力は次の通りである。<ref name="CVProductUS" />
CVi-252の許容入力は次の通りである。<ref name="CVProductUS" />


<!--T:47-->
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
! 表記
! 表記
Line 135: Line 175:
|}
|}


<!--T:48-->
RMS、Program、Peakはそれぞれ異なる条件を示す。
RMS、Program、Peakはそれぞれ異なる条件を示す。


<!--T:49-->
パワーアンプを選択する際には、スピーカーの許容入力だけでなく、
パワーアンプを選択する際には、スピーカーの許容入力だけでなく、


<!--T:50-->
* 公称インピーダンス
* 公称インピーダンス
* アンプの定格出力
* アンプの定格出力
Line 146: Line 189:
* スピーカーの台数
* スピーカーの台数


<!--T:51-->
を合わせて確認する。
を合わせて確認する。


<!--T:52-->
Cerwin-VegaもCViシリーズのアンプ選定について、Power Handling、Impedance、System Configuration、接続するスピーカー数を基準として選ぶよう案内している。<ref name="CVFAQ">[https://cerwinvega.com/pages/cvi-portable-speakers-faq Cerwin-Vega, ''CVi Portable Speakers - FAQ'']</ref>
Cerwin-VegaもCViシリーズのアンプ選定について、Power Handling、Impedance、System Configuration、接続するスピーカー数を基準として選ぶよう案内している。<ref name="CVFAQ">[https://cerwinvega.com/pages/cvi-portable-speakers-faq Cerwin-Vega, ''CVi Portable Speakers - FAQ'']</ref>


== 公称インピーダンス ==
== 公称インピーダンス == <!--T:53-->


<!--T:54-->
CVi-252の公称インピーダンスは4 Ωである。<ref name="CVProductEU" />
CVi-252の公称インピーダンスは4 Ωである。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:55-->
1台を1つのアンプチャンネルへ接続する場合、アンプは4 Ω負荷へ対応する必要がある。
1台を1つのアンプチャンネルへ接続する場合、アンプは4 Ω負荷へ対応する必要がある。


<!--T:56-->
複数台を並列接続する場合、アンプから見た合成インピーダンスは低下する。
複数台を並列接続する場合、アンプから見た合成インピーダンスは低下する。


<!--T:57-->
例えば、同一の4 Ωスピーカーを2台並列に接続すると、理想化した合成値は、
例えば、同一の4 Ωスピーカーを2台並列に接続すると、理想化した合成値は、


<!--T:58-->
<pre>
<pre>
4 Ω || 4 Ω = 2 Ω
4 Ω || 4 Ω = 2 Ω
</pre>
</pre>


<!--T:59-->
となる。
となる。


<!--T:60-->
このため、複数台運用ではパワーアンプの最低負荷インピーダンスを確認する必要がある。
このため、複数台運用ではパワーアンプの最低負荷インピーダンスを確認する必要がある。


== パワーアンプとの組み合わせ ==
== パワーアンプとの組み合わせ == <!--T:61-->


<!--T:62-->
CVi-252はパッシブスピーカーであり、外部[[パワーアンプ]]を使用して駆動する。
CVi-252はパッシブスピーカーであり、外部[[パワーアンプ]]を使用して駆動する。


<!--T:63-->
概念的な接続は、
概念的な接続は、


<!--T:64-->
<pre>
<pre>
Mixer
Mixer
Line 184: Line 239:
</pre>
</pre>


<!--T:65-->
となる。
となる。


<!--T:66-->
例えば[[Crown XLi 3500]]や[[Crown XTi2 6002]]のような業務用パワーアンプと組み合わせる場合には、
例えば[[Crown XLi 3500]]や[[Crown XTi2 6002]]のような業務用パワーアンプと組み合わせる場合には、


<!--T:67-->
* アンプの4 Ω時出力
* アンプの4 Ω時出力
* Bridge-Mono時の負荷条件
* Bridge-Mono時の負荷条件
Line 194: Line 252:
* 使用する台数
* 使用する台数


<!--T:68-->
などを確認する。
などを確認する。


<!--T:69-->
高出力アンプを使用する場合、アンプの最大出力をそのまま連続的にスピーカーへ供給する運用より、適切なゲイン構造とリミッターを設定してシステムを管理することが重要となる。
高出力アンプを使用する場合、アンプの最大出力をそのまま連続的にスピーカーへ供給する運用より、適切なゲイン構造とリミッターを設定してシステムを管理することが重要となる。


== Bridge-Monoとの関係 ==
== Bridge-Monoとの関係 == <!--T:70-->


<!--T:71-->
パワーアンプを[[ブリッジモノモード]]で使用してCVi-252を駆動する構成も、アンプ側の出力仕様と4 Ω負荷への対応条件が一致すれば構成できる。
パワーアンプを[[ブリッジモノモード]]で使用してCVi-252を駆動する構成も、アンプ側の出力仕様と4 Ω負荷への対応条件が一致すれば構成できる。


<!--T:72-->
Bridge-Monoでは2つのアンプチャンネルを組み合わせて1つのスピーカー負荷を駆動する。
Bridge-Monoでは2つのアンプチャンネルを組み合わせて1つのスピーカー負荷を駆動する。


<!--T:73-->
<pre>
<pre>
Amplifier CH1 ──┐
Amplifier CH1 ──┐
Line 210: Line 273:
</pre>
</pre>


<!--T:74-->
Bridge-Mono時の最低負荷インピーダンスはアンプによって異なる。
Bridge-Mono時の最低負荷インピーダンスはアンプによって異なる。


<!--T:75-->
CVi-252は4 Ωであるため、使用するアンプがBridge-Mono 4 Ω動作へ対応しているか確認する必要がある。
CVi-252は4 Ωであるため、使用するアンプがBridge-Mono 4 Ω動作へ対応しているか確認する必要がある。


<!--T:76-->
また、speakON出力をBridge-Monoで使用する場合には、アンプ側のピンアサインに合わせた[[モノブリッジケーブル]]が必要になる場合がある。
また、speakON出力をBridge-Monoで使用する場合には、アンプ側のピンアサインに合わせた[[モノブリッジケーブル]]が必要になる場合がある。


== 入力コネクタ ==
== 入力コネクタ == <!--T:77-->


<!--T:78-->
CVi-252はスピーカー入力として、
CVi-252はスピーカー入力として、


<!--T:79-->
* 1/4インチPhone Jack ×2
* 1/4インチPhone Jack ×2
* Neutrik speakON ×2
* Neutrik speakON ×2


<!--T:80-->
を備える。<ref name="CVProductEU" />
を備える。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:81-->
2つの入力コネクタを使用してスピーカー間のリンク接続を構成できる。
2つの入力コネクタを使用してスピーカー間のリンク接続を構成できる。


<!--T:82-->
PAシステムでは、ロック機構を持つspeakONを使用すると、大電力を扱うスピーカーケーブルの接続を確実に保持しやすい。
PAシステムでは、ロック機構を持つspeakONを使用すると、大電力を扱うスピーカーケーブルの接続を確実に保持しやすい。


== speakON接続 ==
== speakON接続 == <!--T:83-->


<!--T:84-->
CVi-252はNeutrik speakON端子を備える。
CVi-252はNeutrik speakON端子を備える。


<!--T:85-->
一般的なパッシブスピーカーの2芯接続では、
一般的なパッシブスピーカーの2芯接続では、


<!--T:86-->
<pre>
<pre>
1+ = Speaker +
1+ = Speaker +
Line 240: Line 314:
</pre>
</pre>


<!--T:87-->
を使用する。
を使用する。


<!--T:88-->
実際に使用するピンアサインはCViシリーズのマニュアルおよび接続機器の仕様を確認する。
実際に使用するピンアサインはCViシリーズのマニュアルおよび接続機器の仕様を確認する。


<!--T:89-->
通常のStereo/Parallelアンプ出力からCVi-252へ接続する場合には、
通常のStereo/Parallelアンプ出力からCVi-252へ接続する場合には、


<!--T:90-->
<pre>
<pre>
Amplifier speakON
Amplifier speakON
Line 254: Line 332:
</pre>
</pre>


<!--T:91-->
という構成になる。
という構成になる。


== スピーカーケーブル ==
== スピーカーケーブル == <!--T:92-->


<!--T:93-->
CVi-252のようなパッシブPAスピーカーでは、パワーアンプからスピーカーまでの接続にスピーカーケーブルを使用する。
CVi-252のようなパッシブPAスピーカーでは、パワーアンプからスピーカーまでの接続にスピーカーケーブルを使用する。


<!--T:94-->
ラインレベルのXLRケーブルとは扱う電力が大きく異なるため、十分な導体断面積を持つケーブルを選択する。
ラインレベルのXLRケーブルとは扱う電力が大きく異なるため、十分な導体断面積を持つケーブルを選択する。


<!--T:95-->
ケーブル選定では、
ケーブル選定では、


<!--T:96-->
* ケーブル長
* ケーブル長
* 導体断面積
* 導体断面積
Line 271: Line 354:
* speakONコネクタの定格
* speakONコネクタの定格


<!--T:97-->
を考慮する。
を考慮する。


<!--T:98-->
短〜中距離では14 AWG程度のケーブルを使用できる場合があり、高出力または長距離では12 AWGなど、より大きな導体断面積を選択することで電圧降下とケーブル損失を抑えやすくなる。
短〜中距離では14 AWG程度のケーブルを使用できる場合があり、高出力または長距離では12 AWGなど、より大きな導体断面積を選択することで電圧降下とケーブル損失を抑えやすくなる。


== CVi-118Sとの組み合わせ ==
== CVi-118Sとの組み合わせ == <!--T:99-->


<!--T:100-->
CVi-252はフルレンジ・メインスピーカーとして、[[Cerwin-Vega CVi-118S]]などのサブウーファーと組み合わせることができる。
CVi-252はフルレンジ・メインスピーカーとして、[[Cerwin-Vega CVi-118S]]などのサブウーファーと組み合わせることができる。


<!--T:101-->
Cerwin-VegaもCViシリーズのフルレンジスピーカーとサブウーファーを組み合わせたPAシステムを想定している。<ref name="CVFAQ" />
Cerwin-VegaもCViシリーズのフルレンジスピーカーとサブウーファーを組み合わせたPAシステムを想定している。<ref name="CVFAQ" />


<!--T:102-->
例えば、
例えば、


<!--T:103-->
<pre>
<pre>
Mixer
Mixer
Line 300: Line 389:
</pre>
</pre>


<!--T:104-->
という構成を作ることができる。
という構成を作ることができる。


<!--T:105-->
クロスオーバー周波数は、使用するサブウーファー、設置環境、必要な音圧、位相関係を考慮して設定する。
クロスオーバー周波数は、使用するサブウーファー、設置環境、必要な音圧、位相関係を考慮して設定する。


== JRX225との併用 ==
== JRX225との併用 == <!--T:106-->


<!--T:107-->
CVi-252と[[JBL JRX225]]はいずれもデュアル15インチ構成のパッシブPAスピーカーとして使用できる。
CVi-252と[[JBL JRX225]]はいずれもデュアル15インチ構成のパッシブPAスピーカーとして使用できる。


<!--T:108-->
同一システム内で異なるモデルのスピーカーを使用する場合には、
同一システム内で異なるモデルのスピーカーを使用する場合には、


<!--T:109-->
* 感度
* 感度
* 周波数特性
* 周波数特性
Line 317: Line 411:
* 音響的な位相特性
* 音響的な位相特性


<!--T:110-->
が異なるため、アンプ割り当て、DSP、クロスオーバー、EQ、ディレイなどを個別に設定する場合がある。
が異なるため、アンプ割り当て、DSP、クロスオーバー、EQ、ディレイなどを個別に設定する場合がある。


<!--T:111-->
左右のメインスピーカーとして異なる機種を1台ずつ使用すると、左右で周波数特性や指向性が異なるシステムになるため、用途に応じて配置と役割を決める。
左右のメインスピーカーとして異なる機種を1台ずつ使用すると、左右で周波数特性や指向性が異なるシステムになるため、用途に応じて配置と役割を決める。


== エンクロージャー ==
== エンクロージャー == <!--T:112-->


<!--T:113-->
CVi-252のエンクロージャーはVented Trapezoid形状を採用する。<ref name="CVProductEU" />
CVi-252のエンクロージャーはVented Trapezoid形状を採用する。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:114-->
構造には18 mm OSBと内部ブレーシングを使用する。
構造には18 mm OSBと内部ブレーシングを使用する。


<!--T:115-->
外装にはブラックのポリプロピレンファイバーを使用し、前面グリルには18 gaugeのブラック・パウダーコート・スチールを採用する。<ref name="CVProductEU" />
外装にはブラックのポリプロピレンファイバーを使用し、前面グリルには18 gaugeのブラック・パウダーコート・スチールを採用する。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:116-->
ポータブルPA用途を想定した堅牢なキャビネット構造となっている。
ポータブルPA用途を想定した堅牢なキャビネット構造となっている。


== 外形寸法と重量 ==
== 外形寸法と重量 == <!--T:117-->


<!--T:118-->
CVi-252の寸法は次の通りである。<ref name="CVProductUS" />
CVi-252の寸法は次の通りである。<ref name="CVProductUS" />


<!--T:119-->
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
! 項目
! 項目
Line 352: Line 454:
|}
|}


<!--T:120-->
43.3 kgの重量を持つ大型パッシブPAスピーカーであり、運搬、設置、スタッキング、固定には安全面への配慮が必要となる。
43.3 kgの重量を持つ大型パッシブPAスピーカーであり、運搬、設置、スタッキング、固定には安全面への配慮が必要となる。


== 主な仕様 ==
== 主な仕様 == <!--T:121-->


<!--T:122-->
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
! 項目
! 項目
Line 424: Line 528:
|}
|}


<!--T:123-->
仕様値はCerwin-Vega公式製品情報に基づく。<ref name="CVProductUS" /><ref name="CVProductEU" />
仕様値はCerwin-Vega公式製品情報に基づく。<ref name="CVProductUS" /><ref name="CVProductEU" />


== 主な用途 ==
== 主な用途 == <!--T:124-->


<!--T:125-->
Cerwin-VegaはCVi-252の用途として、
Cerwin-VegaはCVi-252の用途として、


<!--T:126-->
* Portable live sound PA
* Portable live sound PA
* DJ system PA
* DJ system PA
Line 436: Line 543:
* Outdoor stages
* Outdoor stages


<!--T:127-->
などを挙げている。<ref name="CVProductEU" />
などを挙げている。<ref name="CVProductEU" />


<!--T:128-->
高い感度とデュアル15インチ構成を活かし、メインPAスピーカーとして使用できる。
高い感度とデュアル15インチ構成を活かし、メインPAスピーカーとして使用できる。


<!--T:129-->
サブウーファーと組み合わせる場合には、CVi-252へ中高域を担当させ、サブウーファーへ低域を担当させる構成を作ることができる。
サブウーファーと組み合わせる場合には、CVi-252へ中高域を担当させ、サブウーファーへ低域を担当させる構成を作ることができる。


== CVi Portableシリーズ ==
== CVi Portableシリーズ == <!--T:130-->


<!--T:131-->
CVi Portableシリーズは、パッシブPAスピーカーとサブウーファーを中心としたシリーズである。
CVi Portableシリーズは、パッシブPAスピーカーとサブウーファーを中心としたシリーズである。


<!--T:132-->
代表的なモデルには、
代表的なモデルには、


<!--T:133-->
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
! モデル
! モデル
Line 468: Line 581:
|}
|}


<!--T:134-->
Cerwin-Vegaはフルレンジモデルとサブウーファーを組み合わせ、用途や会場規模に応じたPAシステムを構成できるとしている。<ref name="CVFAQ" />
Cerwin-Vegaはフルレンジモデルとサブウーファーを組み合わせ、用途や会場規模に応じたPAシステムを構成できるとしている。<ref name="CVFAQ" />


== 脚注 ==
== 脚注 == <!--T:135-->


<!--T:136-->
<references />
<references />


== 外部リンク ==
== 外部リンク == <!--T:137-->


<!--T:138-->
* [https://cerwinvega.com/products/cvi-252 Cerwin-Vega - CVi-252]
* [https://cerwinvega.com/products/cvi-252 Cerwin-Vega - CVi-252]
* [https://www.cerwinvega.eu/product/cvi-252/ Cerwin-Vega Europe - CVi-252]
* [https://www.cerwinvega.eu/product/cvi-252/ Cerwin-Vega Europe - CVi-252]
Line 481: Line 597:
* [https://cerwinvega.com/pages/cvi-portable-speakers-faq Cerwin-Vega - CVi Portable Speakers FAQ]
* [https://cerwinvega.com/pages/cvi-portable-speakers-faq Cerwin-Vega - CVi Portable Speakers FAQ]


== 関連項目 ==
== 関連項目 == <!--T:139-->


<!--T:140-->
* [[Cerwin-Vega CVi-118S]]
* [[Cerwin-Vega CVi-118S]]
* [[Cerwin-Vega CVi-218S]]
* [[Cerwin-Vega CVi-218S]]
Line 500: Line 617:
* [[モノブリッジケーブル]]
* [[モノブリッジケーブル]]


<!--T:141-->
[[Category:Cerwin-Vega]]
[[Category:Cerwin-Vega]]
[[Category:パッシブスピーカー]]
[[Category:パッシブスピーカー]]

Latest revision as of 04:41, 26 September 2026

Cerwin-Vega CVi-252(サーウィン・ベガ CVi-252)は、Cerwin-Vegaが展開するCVi PortableシリーズのパッシブPAスピーカーである。

2基の15インチ低域/低中域ドライバーと高域用コンプレッションドライバーを組み合わせたQuasi 3-Way構成を採用し、ライブPA、DJシステム、ホール、クラブ、屋外ステージなどで使用できる。[1][2]

公称インピーダンスは4 Ω、RMS許容入力は500 W、Programは1000 W、Peakは2000 Wである。感度は99 dB SPL(1 W / 1 m)、最大音圧レベルは132 dB SPLとされる。[1]

概要

CVi-252は、Cerwin-VegaのCVi Portableシリーズに属する大型のフルレンジPAスピーカーである。

シリーズには、

などが用意される。[3]

CVi-252は、2基の15インチドライバーと高域用コンプレッションドライバーを1つのキャビネットへ収めた構成を持ち、単体で広い帯域を再生するメインPAスピーカーとして使用できる。

Cerwin-Vegaは本機を、ライブミュージックおよび音源再生用途のためのポータブル・フルレンジ・メインラウドスピーカーとして位置付けている。[2]

システム構成

CVi-252のシステム構成はQuasi 3-Wayである。[2]

低域および低中域には2基の15インチ・トランスデューサーを使用する。

高域には34 mm PETP(polyethylene terephthalate)ダイアフラムを持つコンプレッションドライバーを使用し、80° Horizontal × 50° Verticalのホーンへ接続される。[2]

概念的には、

Input
  ↓
Internal Crossover
  ├─ Low / Low-Mid → 15" Driver ×2
  └─ High          → Compression Driver

という構成となる。

Quasi 3-Way構成では2基の15インチドライバーを同一条件で全帯域動作させる構成と異なり、内部クロスオーバーによって各ドライバーの担当帯域を調整できる。

低域セクション

低域セクションには2基の15インチ・キャストフレーム・トランスデューサーを搭載する。

各ドライバーは2.5インチ・ボイスコイルを備え、低域および低中域を担当する。[2]

エンクロージャーはバスレフ型で、デュアル15インチ構成によって高い音圧と低域再生能力を確保する。

ライブPAやDJシステムなど、大きな音圧を必要とする用途へ適する。

高域セクション

高域には1インチ・スロートのコンプレッションドライバーを使用する。[2]

ダイアフラムには34 mm PETPを採用し、80° H × 50° VのHemi-Conical Hornへ接続される。

公称指向角は、

Horizontal: 80°
Vertical:   50°

である。

ステージや客席へ高域を効率的に放射し、軸上および軸外のレスポンスを整えることを目的とした設計となっている。

周波数特性

CVi-252の周波数特性は次の通りである。[2]

項目 仕様
Frequency Response 62 Hz – 12 kHz(±3 dB)
Operating Range 39 Hz – 20 kHz(-10 dB)

±3 dBの周波数特性では62 Hzから12 kHzをカバーし、-10 dBの動作範囲では39 Hzから20 kHzまで拡張される。

より深い低域を必要とするPAシステムでは、Cerwin-Vega CVi-118SやCerwin-Vega CVi-218Sなどのサブウーファーと組み合わせることができる。

感度と最大音圧

CVi-252の軸上感度は、

99 dB SPL
1 W / 1 m

である。[1]

計算上の最大出力音圧は、

132 dB SPL @ 1 m

とされる。[1]

感度99 dBという値は、比較的小さな入力電力から高い音圧を得やすいことを示す。

実際の最大音圧はアンプ出力、プログラム信号、設置条件、スピーカー保護、周囲環境などの影響を受ける。

許容入力

CVi-252の許容入力は次の通りである。[1]

表記 許容入力
RMS 500 W
Program 1000 W
Peak 2000 W

RMS、Program、Peakはそれぞれ異なる条件を示す。

パワーアンプを選択する際には、スピーカーの許容入力だけでなく、

  • 公称インピーダンス
  • アンプの定格出力
  • アンプの動作モード
  • リミッター設定
  • 使用する信号のダイナミクス
  • スピーカーの台数

を合わせて確認する。

Cerwin-VegaもCViシリーズのアンプ選定について、Power Handling、Impedance、System Configuration、接続するスピーカー数を基準として選ぶよう案内している。[4]

公称インピーダンス

CVi-252の公称インピーダンスは4 Ωである。[2]

1台を1つのアンプチャンネルへ接続する場合、アンプは4 Ω負荷へ対応する必要がある。

複数台を並列接続する場合、アンプから見た合成インピーダンスは低下する。

例えば、同一の4 Ωスピーカーを2台並列に接続すると、理想化した合成値は、

4 Ω || 4 Ω = 2 Ω

となる。

このため、複数台運用ではパワーアンプの最低負荷インピーダンスを確認する必要がある。

パワーアンプとの組み合わせ

CVi-252はパッシブスピーカーであり、外部パワーアンプを使用して駆動する。

概念的な接続は、

Mixer
  ↓
Crossover / Speaker Processor
  ↓
Power Amplifier
  ↓
Cerwin-Vega CVi-252

となる。

例えばCrown XLi 3500やCrown XTi2 6002のような業務用パワーアンプと組み合わせる場合には、

  • アンプの4 Ω時出力
  • Bridge-Mono時の負荷条件
  • CVi-252の500 W RMS / 1000 W Program
  • リミッター設定
  • 使用する台数

などを確認する。

高出力アンプを使用する場合、アンプの最大出力をそのまま連続的にスピーカーへ供給する運用より、適切なゲイン構造とリミッターを設定してシステムを管理することが重要となる。

Bridge-Monoとの関係

パワーアンプをブリッジモノモードで使用してCVi-252を駆動する構成も、アンプ側の出力仕様と4 Ω負荷への対応条件が一致すれば構成できる。

Bridge-Monoでは2つのアンプチャンネルを組み合わせて1つのスピーカー負荷を駆動する。

Amplifier CH1 ──┐
                ├── CVi-252
Amplifier CH2 ──┘

Bridge-Mono時の最低負荷インピーダンスはアンプによって異なる。

CVi-252は4 Ωであるため、使用するアンプがBridge-Mono 4 Ω動作へ対応しているか確認する必要がある。

また、speakON出力をBridge-Monoで使用する場合には、アンプ側のピンアサインに合わせたモノブリッジケーブルが必要になる場合がある。

入力コネクタ

CVi-252はスピーカー入力として、

  • 1/4インチPhone Jack ×2
  • Neutrik speakON ×2

を備える。[2]

2つの入力コネクタを使用してスピーカー間のリンク接続を構成できる。

PAシステムでは、ロック機構を持つspeakONを使用すると、大電力を扱うスピーカーケーブルの接続を確実に保持しやすい。

speakON接続

CVi-252はNeutrik speakON端子を備える。

一般的なパッシブスピーカーの2芯接続では、

1+ = Speaker +
1- = Speaker -

を使用する。

実際に使用するピンアサインはCViシリーズのマニュアルおよび接続機器の仕様を確認する。

通常のStereo/Parallelアンプ出力からCVi-252へ接続する場合には、

Amplifier speakON
        ↓
Speaker Cable
        ↓
CVi-252 speakON

という構成になる。

スピーカーケーブル

CVi-252のようなパッシブPAスピーカーでは、パワーアンプからスピーカーまでの接続にスピーカーケーブルを使用する。

ラインレベルのXLRケーブルとは扱う電力が大きく異なるため、十分な導体断面積を持つケーブルを選択する。

ケーブル選定では、

  • ケーブル長
  • 導体断面積
  • アンプ出力
  • スピーカーインピーダンス
  • 必要な損失量
  • speakONコネクタの定格

を考慮する。

短〜中距離では14 AWG程度のケーブルを使用できる場合があり、高出力または長距離では12 AWGなど、より大きな導体断面積を選択することで電圧降下とケーブル損失を抑えやすくなる。

CVi-118Sとの組み合わせ

CVi-252はフルレンジ・メインスピーカーとして、Cerwin-Vega CVi-118Sなどのサブウーファーと組み合わせることができる。

Cerwin-VegaもCViシリーズのフルレンジスピーカーとサブウーファーを組み合わせたPAシステムを想定している。[4]

例えば、

Mixer
  ↓
Crossover
  ├─ High / Mid
  │     ↓
  │   Amplifier
  │     ↓
  │   CVi-252
  │
  └─ Low
        ↓
      Amplifier
        ↓
      CVi-118S

という構成を作ることができる。

クロスオーバー周波数は、使用するサブウーファー、設置環境、必要な音圧、位相関係を考慮して設定する。

JRX225との併用

CVi-252とJBL JRX225はいずれもデュアル15インチ構成のパッシブPAスピーカーとして使用できる。

同一システム内で異なるモデルのスピーカーを使用する場合には、

  • 感度
  • 周波数特性
  • 指向性
  • インピーダンス
  • 許容入力
  • 音響的な位相特性

が異なるため、アンプ割り当て、DSP、クロスオーバー、EQ、ディレイなどを個別に設定する場合がある。

左右のメインスピーカーとして異なる機種を1台ずつ使用すると、左右で周波数特性や指向性が異なるシステムになるため、用途に応じて配置と役割を決める。

エンクロージャー

CVi-252のエンクロージャーはVented Trapezoid形状を採用する。[2]

構造には18 mm OSBと内部ブレーシングを使用する。

外装にはブラックのポリプロピレンファイバーを使用し、前面グリルには18 gaugeのブラック・パウダーコート・スチールを採用する。[2]

ポータブルPA用途を想定した堅牢なキャビネット構造となっている。

外形寸法と重量

CVi-252の寸法は次の通りである。[1]

項目 仕様
高さ 45.50 in / 1155 mm
幅 18.50 in / 470 mm
奥行 17.25 in / 438 mm
重量 95.5 lb / 43.3 kg

43.3 kgの重量を持つ大型パッシブPAスピーカーであり、運搬、設置、スタッキング、固定には安全面への配慮が必要となる。

主な仕様

項目 Cerwin-Vega CVi-252
製品種別 パッシブ・フルレンジPAスピーカー
System Configuration Quasi 3-Way Main
Low-Frequency Drivers 15インチ ×2
LF Voice Coil 2.5インチ
High-Frequency Driver 34 mm PETP Compression Driver
HF Exit 1インチ
指向角 80° H × 50° V
Frequency Response 62 Hz – 12 kHz(±3 dB)
Operating Range 39 Hz – 20 kHz(-10 dB)
Nominal Impedance 4 Ω
Sensitivity 99 dB SPL(1 W / 1 m)
Calculated Maximum Output 132 dB SPL @ 1 m
Power Handling RMS 500 W
Power Handling Program 1000 W
Power Handling Peak 2000 W
Connections 1/4" Phone ×2、Neutrik speakON ×2
Enclosure Vented Trapezoid
Cabinet Material 18 mm OSB with internal bracing
Grille 18 gauge powder-coated steel
Dimensions 1155 × 470 × 438 mm
Weight 43.3 kg

仕様値はCerwin-Vega公式製品情報に基づく。[1][2]

主な用途

Cerwin-VegaはCVi-252の用途として、

  • Portable live sound PA
  • DJ system PA
  • Auditoriums
  • Clubs
  • Outdoor stages

などを挙げている。[2]

高い感度とデュアル15インチ構成を活かし、メインPAスピーカーとして使用できる。

サブウーファーと組み合わせる場合には、CVi-252へ中高域を担当させ、サブウーファーへ低域を担当させる構成を作ることができる。

CVi Portableシリーズ

CVi Portableシリーズは、パッシブPAスピーカーとサブウーファーを中心としたシリーズである。

代表的なモデルには、

モデル 構成
Cerwin-Vega CVi-152 15インチ・フルレンジ
Cerwin-Vega CVi-252 Dual 15インチ・フルレンジ
Cerwin-Vega CVi-118S 18インチ・サブウーファー
Cerwin-Vega CVi-218S Dual 18インチ・サブウーファー
Cerwin-Vega CVi-122M ステージモニター

Cerwin-Vegaはフルレンジモデルとサブウーファーを組み合わせ、用途や会場規模に応じたPAシステムを構成できるとしている。[4]

脚注

外部リンク

関連項目