スリーブ (Sleeve): Difference between revisions
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Latest revision as of 07:58, 8 October 2026
スリーブ(英: Sleeve)は、フォーンコネクタの根元側にある筒状の電気接点である。TS、TRS、TRRSなどに共通して存在し、名称の「S」はSleeveに由来する。
位置と構造
フォーンプラグでは、先端側にチップがあり、必要に応じてその後方にリングが配置され、最もケーブル側に位置する長い接点がスリーブである。
例えば、Neutrikの2極NP2XやSwitchcraft280ではTipとSleeve、3極NP3Xや297ではTip、Ring、Sleeveという構成になる。
電気的な役割
一般的なアンバランス音声接続では、スリーブは信号のリターンとケーブルシールドの接続点として使われることが多い。TSによるギター接続では、中心導体をTip、シールド導体をSleeveへ接続する構成が代表的である。
TRSによるバランス接続では、TipとRingが信号の2導体を受け持ち、Sleeveは主としてシールド側に接続される。ステレオ・ヘッドホンでは、Sleeveが左右チャンネルに共通するリターンとして使われる構成が一般的である。
グラウンドとの違い
スリーブはしばしば「GND」または「ground」と表記されるが、これは必ずしも保護接地(protective earth)と同じ意味ではない。音響回路では、信号リターン、シャーシ、ケーブルシールド、保護接地が機器内部でどのように接続されるかは設計によって異なる。
したがって「Sleeve=大地への接地」と単純に理解するのは正確ではない。
ジャックのスイッチ接点
フォーンジャックの中には、Tip、Ring、Sleeveとは別に、プラグの挿入によって開閉するスイッチ接点を持つものがある。ヘッドホン挿入時にスピーカーを切り離す回路などで使用される。これはSleeveそのものとは別の接点機能である。